#設計デザイン/林#リノベコラム
2025/12/19
床暖房リフォームで後悔しないために!メリット・費用・工期・注意点まで徹底解説

こんにちは!設計の林です!
冬の寒さ対策といえば、エアコンやヒーターが一般的ですが、足元からじんわりと暖めてくれる床暖房は、一度体験すると手放せないほどの快適さですよね😊
「今の住まいに床暖房を追加したいけれど、費用や工期が気になる…」「失敗しないリフォームのコツを知りたい!」そうお考えのあなたへ、この記事では床暖房リフォームを成功させるための全知識を徹底解説します。
この記事を読めば、床暖房リフォームの基本から、知っておくべきメリット・デメリット、そして後悔しないための具体的な注意点まで、すべて把握できます。さあ、あなたも快適な冬を手に入れる第一歩を踏み出しましょう!✨
contents
🏠 床暖房リフォームとは?
床暖房リフォームとは、現在の住宅の床下に熱源を設置し、床面全体を暖めるシステムを導入することです。エアコンのように風でホコリを巻き上げることがなく、室内のどこにいてもムラなく暖かさを感じられるのが最大の魅力です。特に冬場のリビングやダイニングなど、家族が長く過ごす空間への導入が人気を集めています。リフォームの際には、既存の床材を剥がす大掛かりな工事から、床の上に薄いパネルを重ねる比較的手軽な工事まで、さまざまな工法が選べます。ご自宅の構造や予算、希望する暖房効果に応じて、最適な方法を選びましょう。専門的な知識が必要になるため、まずは信頼できる会社に相談することから始めるのがおすすめです!📞

床暖房の基本的な種類
床暖房には、大きく分けて「温水式」と「電気式」の2種類があります。
| 種類 | 仕組み | メリット | デメリット |
| 温水式 | ボイラーで温めたお湯を床下のパイプに循環させる | 立ち上がりが速い、ランニングコストを抑えやすい | 初期費用が高め、熱源機の設置スペースが必要 |
| 電気式 | 床下のヒーターパネルに通電して発熱させる | 初期費用が安め、メンテナンスが容易、薄型が多い | 立ち上がりが温水式より遅い、広い範囲だとランニングコストが高くなる傾向 |
温水式は、ガスや灯油、電気など多様な熱源が選べるため、ご自宅の光熱費契約やライフスタイルに合わせて選べます。一方、電気式は手軽に導入できるため、LDKの一部分だけ、あるいは脱衣所などの狭いスペースへの導入に向いています。どちらを選ぶかは、導入後のランニングコストと求める暖房効果を比較検討することが重要です。特に寒い地域にお住まいの方や、広い範囲に導入を検討されている場合は、温水式がおすすめです。それぞれの特徴をしっかりと理解し、ご自宅に合った種類を選びましょう😊
リフォームに適した住宅の条件
床暖房を後から追加するリフォームには、適している住宅の条件があります。最も重要なのは、床下の構造と断熱性能です。まず、床下に暖房パネルや配管を設置するための十分なスペースがあるかを確認する必要があります。床材を剥がさずに導入できる「重ね張り工法」もありますが、床の高さが数cm上がってしまうため、ドアの開閉や天井の高さに影響が出ないかも確認ポイントです。🏠
次に、建物の断熱性能です。せっかく床暖房を導入しても、床下や壁、窓の断熱が不十分だと、熱が逃げてしまい効率が悪くなってしまいます。床暖房の効果を最大限に引き出すためにも、リフォームと同時に床下の断熱工事を行うことを検討すると良いでしょう。築年数が古い住宅の場合、断熱材の追加やサッシの交換なども含めた総合的なリフォームプランがおすすめです。また、マンションの場合は管理規約で床暖房の導入が制限されている場合もあるため、事前に管理組合に確認を忘れずに行いましょう!
施工の流れと期間の目安
床暖房リフォームの一般的な流れと期間の目安は以下の通りです。工法や部屋の広さによって変動しますが、参考にしてください。
- 打ち合わせ・プランニング(数週間~1カ月程度):リフォーム業者に相談し、床暖房の種類、工法、範囲を決定します。
- 現地調査・見積もり(2週間):業者が自宅を訪問し、床下構造や設置条件を確認後、詳細な見積もりが提示されます。
- 契約・準備(数日):契約後、必要な資材の発注や工期調整が行われます。
- 施工・設置(3日〜1週間程度)
- 既存床材の撤去
- 床暖房パネル、配管/配線の設置
- 熱源機の設置(温水式の場合)
- 新しい床材の仕上げ張り
- 試運転・引き渡し(1日):暖房機能の動作確認を行い、問題がなければ完了です。
一般的なリビング(約15畳)への導入の場合、工事期間は3日~1週間程度を見ておくと良いでしょう。ただし、既存の床の状況や、温水式で熱源機の設置が必要な場合は、さらに日数がかかることもあります。工事期間中は、その部屋が使えなくなるため、生活への影響も考慮してスケジュールを組むことが大切です。業者としっかりと工期を確認し、余裕を持った計画を立てましょう📅

床暖房リフォームの費用相場
床暖房リフォームの費用は、選ぶ種類(温水式か電気式か)、工法(張替えか重ね張りか)、設置面積によって大きく異なります。ここでは、一般的な費用の目安をご紹介します。
| 項目 | 費用の目安(15畳程度の場合) | 備考 |
| 電気式(本体+工事費) | 30万円〜70万円 | 部分的な設置や手軽な導入に向く |
| 温水式(本体+工事費) | 60万円〜120万円 | 広い範囲の設置や高い暖房効果を求める場合 |
| 既存床材の撤去・処分費 | 5万円〜15万円 | 既存床を剥がす場合に追加でかかる費用 |
※上記の費用はあくまで目安であり、熱源機(温水式の場合)の種類や、選ぶ床材のグレード、工事の難易度によって大きく変動します。
温水式は初期費用が高くなりがちですが、ガスやヒートポンプなど、比較的安価なエネルギー源を選べるため、長期的なランニングコストで考えると電気式よりもお得になるケースが多いです。リフォーム会社から見積もりを取る際は、「本体費用」「工事費用」「付帯工事費用(熱源機設置、電気配線など)」が明確に分けられているかを確認しましょう。また、複数の業者から相見積もりを取ることで、適正な価格を知ることができますよ!💰
😊 床暖房を追加するメリット
床暖房の導入は、単に「暖かくなる」以上の、たくさんのメリットを私たちにもたらしてくれます。特に冬の暮らしの質は格段に向上しますよ!具体的に見ていきましょう。
【関連記事】床リフォームの費用相場は?床材の種類と選び方を解説!後悔しないためのポイントは?
快適な室内温度を実現
床暖房の最大のメリットは、頭寒足熱の理想的な暖房環境を実現できることです。熱源が床下にあるため、足元から暖まり、その熱が部屋全体に伝わることで、室温が均一になります。エアコンのように温風が直接体に当たる不快感もなく、部屋の上下で温度差が少ないため、立ち上がりの速さやムラのない暖かさを感じることができます。また、床暖房は一度暖まると冷めにくい特性があり、電源を切った後も暖かさが持続する「蓄熱効果」も魅力です。これにより、朝起きたときや帰宅したときに、冷え切った部屋に逆戻りするのを防げます。「冬でも素足で過ごしたい!」という方には特におすすめです。リビングでゴロゴロする時間が、さらに心地よいものになりますね💖
エネルギー効率の向上
一見、床全体を暖めるためエネルギー消費が大きいと思われがちですが、実は床暖房は、適切に運用すれば高いエネルギー効率を発揮します。床暖房は低温で広範囲を暖めるため、エアコンのように設定温度を高くしなくても十分な暖かさを感じられます。同じ室温でも、体感温度は床暖房の方が高く感じられるため、設定温度を低く抑えることが可能です。
特に温水式の床暖房で高効率なヒートポンプ式熱源機(エコキュートなど)や潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズなど)を組み合わせることで、従来の暖房器具に比べてランニングコストを抑えることができます。また、最近の製品はタイマー機能や人感センサーなども充実しており、必要な時だけ効率よく運転できるため、無駄なエネルギー消費を防げます。地球にもお財布にも優しい暖房方法と言えるでしょう🌱

健康への影響とアレルギー対策
床暖房は、健康面においても大きなメリットがあります。エアコンのように風を使わないため、ホコリやハウスダスト、花粉を巻き上げることがありません。これは、アレルギーやぜんそくをお持ちの方にとって非常に重要なポイントです。室内の空気を清潔に保てるため、小さなお子様がいるご家庭でも安心ですね👶
また、床暖房による輻射熱は、体の芯からじんわりと暖める効果があり、血行促進にもつながります。足元が冷えることによる冷え性やむくみの改善も期待できると言われています。さらに、床面が暖まることでカビやダニの発生原因となる湿気を抑える効果もあります。心地よい暖かさの中で、家族みんなが健やかに過ごせる空間を作ることができるのが、床暖房の大きな魅力です。
住宅の資産価値向上
床暖房は、住宅の資産価値を高める要素の一つになります。現代の住宅において、快適性や省エネ性能は重要な評価基準となっており、床暖房はそれらを両立する人気の設備です。特に、新築マンションやハイグレードな戸建て住宅では標準装備となっていることも多く、中古住宅市場においても床暖房が導入されている物件は、買い手にとって大きな魅力となります。
リフォームによって床暖房を導入することで、将来的に家を売却したり、賃貸に出したりする際に、競争力を高めることができます。導入コストはかかりますが、長期的な視点で見ると、住宅の価値を維持・向上させるための賢い投資とも言えるでしょう。リフォームの際には、床暖房の保証期間やメンテナンス体制なども合わせて確認しておくと、さらに安心です👌
⚠️ 床暖房リフォームを検討する際の注意点
床暖房リフォームを成功させ、後悔しないためには、いくつかの重要な注意点があります。導入前にしっかりチェックして、納得のいく選択をしましょう。
断熱性能のチェックポイント
先述の通り、床暖房の効果を最大限に引き出すためには、住宅の断熱性能が非常に重要です。床暖房の熱が床下や壁から逃げてしまうと、暖房効率が悪くなり、ランニングコストが増大してしまいます。特に築年数の古い戸建て住宅では、床下の断熱材が不十分であったり、経年劣化していたりするケースがあります。
リフォーム業者との打ち合わせの際に、床下の断熱補強や窓の断熱対策(二重サッシなど)を合わせて行うことを検討しましょう。専門の業者に現地調査を依頼し、「床暖房だけで十分な暖房効果が得られるか」「断熱補強が必要な場合、その費用はいくらか」などを具体的に確認することが大切です。断熱性能の向上は、夏場の冷房効率アップにもつながるため、一年中快適な住環境を手に入れるための重要な投資となりますよ!🌡️
電気式と温水式の選び方
床暖房の種類を選ぶ際は、ご自宅の使用目的とコストバランスを考慮することが重要です。
| 選ぶポイント | 温水式が向いているケース | 電気式が向いているケース |
| 設置範囲 | リビング全体など広い範囲 | トイレ、脱衣所など狭い範囲 |
| 暖房効果 | 立ち上がりの速さやしっかりとした暖かさを求める | 短時間だけ利用したい場所 |
| 初期費用 | 初期費用をかけてでも長期的なランニングコストを抑えたい | 初期費用を抑えて手軽に導入したい |
| 熱源 | ガス、灯油、ヒートポンプなど多様な熱源を活用したい | 電気のみで完結させたい |
また、電気式は基本的にメンテナンスがほとんど不要なのに対し、温水式は熱源機(ボイラーなど)に定期的な点検や交換が必要になる点も考慮に入れる必要があります。導入後のメンテナンス費用や手間も考慮して、ご自身のライフスタイルに最も合った方式を選びましょう。迷ったら、両方の方式の見積もりを取り、メリット・デメリットを比較してみてくださいね📝

既存の床材との相性
床暖房を導入する際、忘れてはならないのが既存の床材や新しく張る床材との相性です。すべての床材が床暖房に対応しているわけではありません。熱による変形やひび割れ、色褪せを防ぐために、必ず「床暖房対応」と明記されている床材を選ぶ必要があります。
無垢材は温かみがあって人気ですが、熱や乾燥で反りやすい性質があるため、床暖房に対応した特殊な加工が施された製品を選ぶ必要があります。フローリングやタイルも、それぞれに床暖房に適した製品があります。カーペットや畳の上から設置できる薄型の製品もありますが、その場合も床暖房の熱効率を下げないように、対応製品を選ぶことが大切です。業者と相談する際は、希望する床材が床暖房の性能を最大限に引き出せるものか、しっかりと確認しましょう。見た目のデザインだけでなく、機能性も重視してくださいね🛋️
リフォーム業者選びのコツ
床暖房リフォームを成功させるかどうかの鍵は、信頼できるリフォーム業者選びにかかっています。
- 床暖房の施工実績が豊富か:特に温水式の場合、熱源機や配管のノウハウが必要です。施工事例をホームページなどで確認しましょう。
- 専門的な知識を持っているか:ご自宅の断熱状況や構造に適したアドバイスをしてくれるか、質問に対して的確に答えてくれるかを見極めましょう。
- アフターフォロー体制は万全か:万が一の故障やトラブル時に、迅速に対応してくれる保証やメンテナンス体制があるかを確認しましょう。
- 複数の業者から相見積もりを取る:費用だけでなく、提案内容や担当者の対応の丁寧さも比較検討しましょう。
安さだけで業者を選ぶのではなく、品質、実績、アフターフォローの三拍子が揃った業者を選ぶことが、後悔しないリフォームへの近道です。焦らず、じっくりと信頼できるパートナーを見つけてくださいね🤝
🔧 リフォーム後のメンテナンスと使用法
床暖房は基本的にメンテナンスフリーに近いと言われますが、長持ちさせ、快適に使用し続けるためには、いくつかのポイントがあります。
定期的なメンテナンスの重要性
電気式の床暖房は基本的にメンテナンスが不要ですが、温水式の場合は、熱源機(ボイラー)の定期的な点検が必要です。熱源機はガス給湯器などと同様に消耗品であり、一般的に10年~15年程度で交換が必要となります。
- 熱源機の点検:メーカーや販売店が提供する定期点検サービスを利用し、燃焼効率や水漏れのチェックをしてもらいましょう。
- 不凍液(温水式の場合)の交換:寒冷地で使用される不凍液は、性能を維持するために数年に一度の交換が必要な場合があります。
日々のメンテナンスとしては、床暖房対応の床材が推奨されているため、通常のフローリングと同様に掃除や手入れをするだけで十分です。少しでも不具合や違和感を感じたら、放置せずにすぐに施工業者やメーカーに連絡することが、大きなトラブルを防ぐことにつながりますよ!⚙️
適切な温度管理の方法
床暖房を最も快適かつ経済的に使用するためには、適切な温度管理がカギとなります。
- つけっぱなしが基本:床暖房は立ち上がりに時間がかかるため、頻繁にオン/オフを繰り返すよりも、設定温度を低めにしてつけっぱなしにする方が、トータルでの消費エネルギーが少なくなることが多いです。
- タイマー機能を活用:起床時間や帰宅時間に合わせて自動的にON/OFFできるようにタイマー機能を活用し、無駄な運転時間を減らしましょう。
- 設定温度は低めに:体感温度が高いため、設定温度は25℃〜28℃程度(メーカー推奨による)を目安に、エアコンよりも低めに設定するのが一般的です。
他の暖房器具との併用も効果的です。特に立ち上がりの速さが欲しい時はエアコンを併用し、部屋が暖まったら床暖房のみに切り替えるなどの工夫で、より効率的に暖かさを保てます。自分にとって一番快適な設定を見つけてみましょう💡
長寿命を保つためのポイント
床暖房の長寿命を保つためには、日々のちょっとした注意が大切です。
- 重いものを長期間置かない:特に電気式のヒーター部分や温水式の配管上に、家具などの重いものを長期間置くと、熱の集中による劣化や故障の原因となる可能性があります。家具の配置は事前に計画しましょう。
- 対応床材以外の使用を避ける:床暖房対応ではないカーペットやラグを敷くと、熱がこもりすぎて床材を傷めたり、暖房効率が著しく低下したりします。使用する場合は必ず「床暖房対応」の製品を選んでください。
- 急激な温度変化を避ける:急激に高温に設定すると床材に負担がかかることがあります。徐々に温度を上げるようにしましょう。
これらの注意点を守ることで、床暖房システムだけでなく、その上の床材も美しく、長く快適に使うことができます。日々の少しの気遣いが、大きな安心につながります🙏
トラブルシューティングと対応方法
万が一、床暖房にトラブルが発生した場合は、慌てずに以下の手順で対応しましょう。
| トラブルの内容 | 考えられる原因 | 対応方法 |
| 暖まらない | 熱源機の故障(温水式)、電源接続の不具合、設定温度の間違い | 取扱説明書を確認、またはリフォーム業者/メーカーに連絡 |
| 床が熱すぎる | 温度設定が高すぎる、サーモスタットの故障 | 設定温度を下げる、改善しない場合は業者に連絡 |
| 熱源機から水漏れ | パイプの劣化、接続部のゆるみ | すぐに運転を停止し、リフォーム業者/メーカーに連絡 |
| 異音がする | 熱源機の不具合、配管内での空気溜まり | 業者に点検を依頼 |
特に温水式の場合、熱源機のトラブルが多い傾向があります。まずは取扱説明書を確認し、それでも解決しない場合は、施工を担当したリフォーム業者やメーカーのカスタマーサポートに連絡しましょう。保証期間内であれば無償修理の対象となることもありますので、保証書は大切に保管しておいてくださいね。

🗣️ 実際にリフォームを行った人の体験談
ここでは、実際に床暖房リフォームをされた方の体験談を交えながら、成功の秘訣をご紹介します。
満足度の高いリフォーム事例
「我が家は築25年の戸建てで、冬は足元が本当に冷たく、毎年悩んでいました。リビングとダイニングキッチンに温水式の床暖房を導入したのですが、大正解でした!特に感動したのは、朝の冷え込みを感じなくなったことです。タイマー設定で起床前に床が暖まっているおかげで、布団から出るのが苦じゃなくなりました。エアコンと違い、喉も乾燥しにくいので、家族の風邪の回数も減ったように思います。
初期費用はそれなりにかかりましたが、冬場の家族の笑顔が増えたこと、そしてリビングにヒーターなどの暖房器具を置かなくて済むようになり、部屋がすっきりしたことが、何よりの満足点です。業者選びも数社比較し、床下の断熱補強も同時に行ったため、ランニングコストも想像していたよりも抑えられています。今では冬でも素足で過ごしています!」(愛知県・A様)
失敗しないためのアドバイス
リフォーム経験者からの具体的なアドバイスも聞いてみましょう。
「失敗しないためのアドバイスとして、導入する範囲を慎重に決めることを強くおすすめします。私たちは、当初リビング全体に導入する予定でしたが、業者のアドバイスで『ソファの下や常に家具が置かれる場所は熱効率が悪いので、人の動線部分に集中させましょう』と提案されました。その結果、設置面積を減らすことができ、費用を抑えながら十分な暖かさを得ることができました。
また、温水式の場合、熱源機をどこに設置するかの確認も重要です。設置場所によっては配管が長くなり、暖房効率に影響が出ることがあります。リフォーム後の生活動線や、熱源機のメンテナンスのしやすさも考慮して、設置場所も細かく相談してください。打ち合わせの際に、こちらの要望だけでなく、プロからの専門的な提案をしっかり聞き入れることが大切だと実感しました。」(愛知県・K様)
施工前に確認しておくべき事
リフォーム経験者が「これは確認しておけばよかった!」と感じた具体的なポイントも参考になります。
- 既存床の構造と高さ:床暖房パネルを設置することで、床の高さが数センチ上がることがあります。特に段差が生まれる場所(廊下との境目など)は、つまずきの原因にならないか、事前に確認と対策が必要です。
- 電気容量:電気式や温水式の熱源機によっては、多くの電気容量を必要とします。ご自宅の契約している電気容量(アンペア数)で問題がないか、必要に応じて契約変更が必要かを確認しておきましょう。
- 稼働までの時間:立ち上がりの速さは製品によって異なります。「思っていたより暖まるのが遅い」という後悔をしないために、導入予定の製品の立ち上がり時間の目安を確認しましょう。
これらの細かな確認こそが、リフォーム後の満足度に直結します。ぜひ、チェックリストとしてご活用ください✅。
おすすめのリフォームプラン
失敗や後悔を避け、最大限の快適さを手に入れるためのおすすめプランをご紹介します。
【戸建てにおすすめ:総合快適プラン】
- 床暖房の種類:広い範囲を効率よく暖める温水式(エコジョーズなどの高効率熱源機)
- 施工範囲:リビング、ダイニング、キッチン、脱衣所などの滞在時間が長い場所
- 付帯工事:床暖房エリアの床下断熱補強、必要に応じた窓の断熱改修(二重窓など)
このプランであれば、暖房効率が格段に向上し、ランニングコストも抑えられ、家全体の快適性がアップします。初期投資は大きくなりますが、長期的に見て最も満足度の高いリフォームとなるでしょう。相談の際に、ぜひこのプランを提案してみてくださいね!

📝 まとめ
この記事では、床暖房リフォームを検討されているあなたのために、基礎知識からメリット、後悔しないための具体的な注意点までを徹底解説しました。
床暖房は、「頭寒足熱の快適な暖かさ」、「エネルギー効率の高さ」、そして「健康的な室内環境」という多くの魅力を持っています。
しかし、導入を成功させるためには、断熱性能の確認、ご自身のライフスタイルに合った温水式と電気式の選択、そして信頼できるリフォーム業者選びが非常に重要です。
この記事が、あなたの理想の住まいづくり、そして快適で暖かい冬を実現するための羅針盤となれば嬉しいです😊
以上、林でした!
当記事の中の人

設計・デザイン担当
林 真凜
2級建築士/リノベーションコーディネーター
自己紹介 ——
設計としてお客様の理想をカタチにします。
とびきりのワクワクを、一緒に探しに行きましょう!✨
好きな食べ物 ——
・ひじき
・味仙今池店
趣味 ——
・野球観戦(中日ドラゴンズ🐲)
・愛車でドライブ🚗
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