#不動産チーフマネージャー/宮田#リノベコラム
2025/12/18
天井リフォームの費用と種類を徹底解説!後悔しないための注意点とは?👍
天井のシミや壁紙の剥がれが気になっていませんか?毎日過ごす部屋だからこそ、天井がきれいになると空間全体が明るく、気持ちの良いものになります。しかし、いざリフォームを考えると「費用はいくらかかるの?」「どんな方法があるの?」といった疑問や不安が出てくる方も多いでしょう。
この記事では、天井リフォームの主な種類とそれぞれの費用相場、工事にかかる期間を分かりやすく解説します。さらに、リフォームを検討すべきタイミングや、後悔しないための注意点、信頼できる業者の選び方まで、知りたい情報を網羅しました。最後まで読めば、あなたの家に最適なリフォーム計画を立てるための知識が身についているはずです✨
contents
- 天井リフォームの主な種類と費用相場
- 天井リフォームを行うべきタイミングはいつ?
- 天井リフォームで後悔しないための注意点
- 天井リフォームの費用を抑えるポイント
- 天井リフォームはDIYでも可能?
- 信頼できるリフォーム会社の選び方
- まとめ
天井リフォームの主な種類と費用相場
天井リフォームには、クロスの張り替えのような手軽なものから、天井の高さを変える大がかりなものまで様々です。ここでは、代表的な6種類のリフォーム方法と、それぞれの費用相場、工期の目安を紹介します。ご自宅の状況や予算に合わせて、最適な方法を見つけてください🔍
| リフォームの種類 | 費用相場の目安(6畳) | 工期の目安 |
| クロスの張り替え | 3万円~6万円 | 1日~2日 |
| 塗装 | 3.5万円~9万円 | 1日~4日 |
| 板張りにする | 8万円~50万円 | 2日程度 |
| 天井の高さを変える | 15万円~100万円以上 | 1週間~1ヶ月 |
| 穴や腐食部分の補修 | 1万円~15万円 | 半日~3日 |
| 断熱性能を上げる | 15万円~90万円 | 2日~4日 |
クロスの張り替え
天井リフォームで最も一般的で手軽な方法が、既存のクロス(壁紙)を新しいものに張り替える方法です。経年劣化による黄ばみや汚れが解消されるだけで、部屋全体が明るい印象に変わります。最近では、消臭や調湿、防カビなどの機能を持つ高機能なクロスも人気です。
費用相場は、6畳の部屋で約3万円~6万円、工期は1日~2日程度です。ただし、下地である石膏ボードまで傷んでいる場合は、その補修や交換に追加で費用がかかることがあります。
塗装
既存のクロスの上から、またはクロスを剥がした下地に直接塗料を塗るリフォームです。クロスにはないマットな質感や、独特の風合いを出せるのが魅力です。漆喰や珪藻土などの自然素材系の塗料を選べば、調湿効果や消臭効果も期待できます。
費用相場は6畳で約3.5万円~9万円となり、選ぶ塗料の種類によって変動します。工期は1日~4日程度が目安です。クロスと同様に、下地の状態によっては別途補修費用が必要になる場合があります。
板張りにする
天井を木材の板張りにすることで、温かみのあるナチュラルな雰囲気や、高級感のある空間を演出できます。木の種類によって色味や木目が異なり、部屋の印象を大きく変えることができます。カフェのようなおしゃれな空間にしたい方におすすめです。
費用は使用する木材によって大きく異なり、木目調のシートを貼ったプリント合板なら比較的安価ですが、無垢材を使用すると高額になります。6畳で約8万円~50万円と価格帯は幅広く、工期は2日程度が目安です。
天井の高さを変える
天井を高くすると、空間に開放感が生まれます。一般的な「二重天井」の構造であれば、現在の天井を解体して高さを上げることが可能です。戸建ての場合は、屋根の形状を活かした勾配天井にしたり、吹き抜けを設けたりすることもできます。
費用は工事の規模によって大きく変わり、天井を部分的に解体するだけなら15万円~40万円程度ですが、吹き抜けにする場合は100万円以上かかることもあります。工期も1週間~1ヶ月と長めになります。
穴や腐食部分の補修
天井に開いてしまった穴や、雨漏りなどが原因で腐食してしまった部分を補修するリフォームです。小さな穴であればパテで埋めるだけの簡単な作業で済みますが、範囲が広い場合や下地まで傷んでいる場合は、天井板ごと交換する必要があります。
費用は穴の大きさや腐食の範囲によって異なり、1万円程度の部分補修から、15万円以上かかる大規模な修繕まで様々です。腐食の場合は、原因となっている雨漏りなどの根本的な解決も同時に行う必要があります。
断熱性能を上げる
「夏は2階が暑く、冬は1階が寒い」といった悩みは、天井の断熱リフォームで改善できる場合があります。天井裏に断熱材を敷き詰めたり、吹き込んだりする方法が一般的です。光熱費の削減にも繋がり、快適な室内環境を実現できます。
費用は施工面積や断熱材の種類によりますが、約15万円~90万円が目安です。天井を剥がさずに天井裏から施工できる場合は比較的安価ですが、天井を一度解体する必要がある場合は高額になります。工期は2日~4日程度です。
天井リフォームを行うべきタイミングはいつ?
天井は普段あまり意識しない部分かもしれませんが、劣化のサインを見逃すと、修繕に余計な費用がかかってしまうこともあります。ここでは、リフォームを検討すべき4つのタイミングについて解説します👌
| タイミング | 主な原因 | 対処法 |
| 汚れ・シミ・変色 | 経年劣化、タバコのヤニ、油汚れ | クロスの張り替え、塗装 |
| ひび割れ・剥がれ・穴 | 経年劣化、建物の揺れ、衝撃 | 部分補修、下地からの交換 |
| 雨漏りの形跡 | 屋根や外壁の劣化、防水層の破損 | 原因調査、屋根・外壁修繕、天井補修 |
| 部屋の印象を変えたい | 模様替え、ライフスタイルの変化 | デザイン性のあるクロス、板張り、塗装 |
汚れ・シミ・変色が目立つとき
天井のクロスは、一般的に10年ほどで寿命を迎えると言われています。タバコのヤニによる黄ばみ、キッチン周辺の油汚れ、経年による黒ずみなどが気になりだしたら、張り替えのサインです。原因が特定できないシミがある場合は、雨漏りや結露の可能性もあるため、専門業者に点検してもらうことをおすすめします。
ひび割れ・剥がれ・穴を見つけたとき
クロスにひび割れや継ぎ目の剥がれが見られる場合、経年劣化や地震など建物の揺れが原因と考えられます。軽微なものであればすぐに問題はありませんが、放置すると剥がれが広がったり、見た目が悪くなったりします。また、何らかの衝撃で穴が開いてしまった場合は、見栄えだけでなく、天井裏に湿気が入り込む原因にもなるため、早めの補修が賢明です。
雨漏りの形跡があるとき
天井に濡れたようなシミが広がっている場合、雨漏りを起こしている可能性が非常に高いです。これを放置すると、天井の腐食だけでなく、建物の構造自体を傷めてしまう危険性があります。シミを見つけたら、まずは専門業者に連絡し、原因を特定してもらうことが最優先です。天井の修繕と同時に、原因となっている屋根や外壁の修理も必要になります。
部屋の印象を変えたいとき
お部屋の模様替えをしたいとき、天井のデザインを変えるのは非常に効果的です。壁や床に比べて面積が広い天井の色や素材を変えることで、空間の印象は大きく変わります。アクセントクロスを取り入れたり、温かみのある板張りにしたりと、インテリアの一環として天井リフォームを検討するのも良いタイミングです。
天井リフォームで後悔しないための注意点
天井リフォームは決して安い買い物ではありません。満足のいく結果を得るために、契約前に知っておくべき注意点を4つご紹介します📝
| 注意点 | 確認すべきこと | 具体例 |
| 天井裏・下地の状態 | 雨漏り、腐食、断熱材の有無、下地の強度 | 見積もり時に業者に点検口から確認してもらう |
| 部屋全体のバランス | 壁紙、床材、家具、照明との調和 | サンプルを取り寄せ、実際の部屋で色や質感を確認する |
| マンションの管理規約 | リフォーム可能な範囲、使用できる素材、工事の時間 | 管理組合に事前に問い合わせ、規約の写しを確認する |
| 構造上の制約 | 天井の構造(直天井など)、建物の工法(ツーバイフォーなど) | リフォーム会社に図面を見せて、希望の工事が可能か確認する |
天井裏や下地の状態を確認する
見た目がきれいになっても、見えない部分に問題が残っていては意味がありません。特に築年数が古い住宅では、クロスを剥がしたら下地が腐食していたというケースも少なくありません。見積もりを依頼する際には、業者に点検口から天井裏の状態を確認してもらい、下地の補修や交換が必要かどうかを判断してもらうことが重要です。
部屋全体のバランスを考えてデザインを選ぶ
天井だけを新しくすると、壁や床の古さがかえって目立ってしまったり、インテリアと調和が取れなくなったりすることがあります。色や素材を選ぶ際は、天井単体で考えるのではなく、壁紙、床材、家具、照明など、部屋全体の雰囲気を考慮して決めましょう。小さなサンプルだけでなく、可能であれば大きなサンプルを取り寄せて、実際の部屋の光の下で確認することをおすすめします。
マンションの場合は管理規約を必ず確認する
マンションでリフォームを行う場合、管理規約で定められたルールに従う必要があります。リフォームできるのは専有部分のみであり、コンクリートの躯体など共用部分に手を入れることは基本的にできません。また、使用できる素材や工事を行える曜日・時間帯が制限されていることもあります。トラブルを避けるためにも、計画段階で必ず管理組合に確認しましょう。
構造上、天井の高さを変えられないケースもある
開放的な空間にしたくて天井を高くしたいと思っても、建物の構造によっては不可能な場合があります。例えば、コンクリートに直接クロスが貼られている「直天井」のマンションや、壁・床・天井の6面で建物を支える「ツーバイフォー工法」の戸建てでは、天井を解体したり、高さを変えたりすることは困難です。自宅が希望の工事に対応できる構造かどうか、リフォーム会社に図面を見せて相談しましょう。
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天井リフォームの費用を抑えるポイント
リフォームはしたいけれど、費用はできるだけ抑えたい、というのが本音ではないでしょうか。ここでは、賢くコストを抑えるための3つのポイントをご紹介します🥸
| ポイント | 内容 | メリット |
| シンプルな機能・素材を選ぶ | 量産品のクロスや一般的な塗料を選ぶ | 初期費用を大幅に削減できる |
| 複数の会社から相見積もりを取る | 3社程度から同じ条件で見積もりを取り、比較検討する | 適正価格を把握でき、価格交渉の材料にもなる |
| 火災保険や補助金を確認する | 自然災害による破損の場合は火災保険が適用される可能性。断熱リフォームなどは補助金の対象になることも。 | 自己負担額を軽減できる可能性がある |
シンプルな機能・素材を選ぶ
クロスや塗料には、調湿や消臭といった付加機能を持つ高価なものから、シンプルな機能の量産品まで様々なグレードがあります。デザインや機能に特別なこだわりがなければ、スタンダードな量産品を選ぶことで費用を大きく抑えることができます。板張りの場合も、高価な無垢材ではなく、天然木化粧合板やプリント合板を選ぶことでコストダウンが可能です。
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複数のリフォーム会社から相見積もりを取る
リフォーム費用は、同じ工事内容でも会社によって金額が異なります。そのため、必ず複数の会社から見積もりを取る「相見積もり」を行いましょう。3社程度に同じ条件で依頼し、金額だけでなく、工事内容や提案の質、担当者の対応などを比較検討することが重要です。これにより、ご自身の希望する工事の適正価格を把握でき、最も納得できる会社を選ぶことができます。
火災保険や補助金が利用できないか確認する
台風や大雪などの自然災害によって天井が破損したり雨漏りしたりした場合は、火災保険が適用され、保険金で修理費用を賄える可能性があります。ただし、経年劣化は対象外です。また、断熱リフォームを行う場合は、国や自治体の補助金制度を利用できることがあります。適用条件や申請時期を確認し、活用できないか検討してみましょう。
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天井リフォームはDIYでも可能?
費用を抑えるために、DIYで天井リフォームを検討する方もいるかもしれません。しかし、天井の作業は想像以上に難易度が高く、注意が必要です🔨
| 比較 | DIY | プロに依頼 |
| 費用 | 材料費のみで済むため安い | 材料費+工事費・諸経費がかかる |
| 仕上がり | ムラができたり、剥がれやすかったりする可能性 | 専門の道具と技術で、きれいで長持ちする |
| 時間・手間 | 時間がかかり、身体的な負担も大きい | 短期間で完了する |
| 安全性 | 脚立からの転落など、怪我のリスクがある | 安全管理が徹底されている |
DIYが可能な範囲と注意点
DIYで行うならば、クロスの張り替えや塗装が比較的挑戦しやすいでしょう。しかし、天井は常に上を向いて作業するため、首や腕に大きな負担がかかります。また、脚立での作業は転落の危険も伴います。特にクロスの張り替えは、気泡が入ったり、しわになったりしやすく、きれいに仕上げるには技術が必要です。失敗して結局プロに頼むことになると、かえって高くつく可能性もあります。
プロに依頼するメリット
プロに依頼する最大のメリットは、仕上がりの美しさと耐久性です。専門的な知識と技術、道具を使って施工するため、見違えるようにきれいになります。また、下地の状態を的確に判断し、必要な補修をしっかり行ってくれるため、リフォームが長持ちします。何より、時間や手間がかからず、怪我のリスクもないという安心感は大きな利点と言えるでしょう。
信頼できるリフォーム会社の選び方
天井リフォームの成功は、良いリフォーム会社に出会えるかどうかにかかっています。何を基準に選べばよいのか、3つのポイントを解説します🔍
| ポイント | チェック項目 | なぜ重要か |
| 施工実績 | ホームページなどで天井リフォームの事例を確認する | 希望するリフォームの経験が豊富か、得意分野かが分かる |
| 見積書と説明 | 「一式」ではなく、項目ごとに単価や数量が明記されているか。質問に丁寧に答えてくれるか。 | 費用の透明性が高く、誠実な対応をしてくれるかの判断材料になる |
| 保証・アフターサービス | 工事後の保証内容や期間、定期点検の有無を確認する | 万が一の不具合にも迅速に対応してくれる安心感がある |
施工実績が豊富で、希望に近い事例があるか
まずは、その会社のホームページなどで、天井リフォームの施工事例を確認しましょう。事例の数が多いほど、経験が豊富であることの証です。また、自分がイメージしているデザインや工法に近い事例があるかどうかも重要です。得意なテイストや技術力が分かり、リフォーム後の姿を具体的にイメージしやすくなります。
見積書の内訳が明確で、説明が丁寧か
複数の会社から見積もりを取ったら、金額だけでなく内容をしっかり比較します。「工事一式」のように大雑把な記載ではなく、「下地処理」「クロス代」「施工費」など、項目ごとに単価や数量が細かく記載されている見積書が理想です。不明な点について質問した際に、専門用語を使わずに分かりやすく、丁寧に説明してくれる担当者がいる会社は信頼できるでしょう。
保証やアフターサービスが充実しているか
リフォームは工事が終われば完了ではありません。万が一、施工後にクロスが剥がれてきたなどの不具合が発生した場合に、どのような保証があるのかを事前に確認しておくことが大切です。「リフォーム瑕疵保険」への加入の有無や、会社独自の保証制度、定期的なアフター点検など、工事後のサポート体制が整っている会社を選ぶと、長く安心して暮らすことができます。
まとめ
天井リフォームは、クロスの張り替えから断熱改修まで、目的や予算に応じて様々な選択肢があります。まずはご自宅の天井がどのような状態か、そしてリフォームによってどのような空間にしたいのかを明確にすることが大切です。
この記事で紹介した費用相場や注意点を参考に、複数の会社から見積もりを取り、ご自身に合ったリフォームプランと信頼できるパートナーを見つけてください。きれいで快適な天井は、毎日の暮らしをより豊かにしてくれるはずです👌
当記事の中の人
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不動産チーフマネージャー
宮田 一馬
宅地建物取引士/空き家マイスター
リノベーションコーディネーター
自己紹介 ——
大手不動産仲介会社で培った経験を活かして、皆様の不動産購入・売却をお手伝いいたします。
お客様が安心して不動産売買ができるよう誠心誠意ご対応いたします。
好きな食べ物 ——
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