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#設計デザイン/林#リノベコラム

2025/11/04

アイランドキッチンのリノベーション費用は?メリット・デメリットを解説

アイランドキッチンは、その解放感とおしゃれなデザインが魅力で、リノベーションをお考えの多くの方にとって憧れの選択肢です。家族との会話を楽しみながら料理ができ、ホームパーティーでも主役になれる空間って、ワクワクしますよね🎉

でも、導入して「思っていたのと違った…」と後悔しないために、リノベーション前にはしっかり特徴や注意点を抑えておくことが大切です。今回は、アイランドキッチンのリノベーションにかかる費用相場から、メリット・デメリット、後悔しないためのチェックポイント、さらにおしゃれな施工事例まで、しっかり解説します!

contents

アイランドキッチンとは?

リノベーションを具体的に考える前に、まずはその基本的な特徴と、よく比較されるペニンシュラキッチンとの違いを一緒に確認していきましょう。

アイランドキッチンの特徴

アイランドキッチンとは、その名の通り「アイランド(島)」のように壁から独立して設置されるキッチンレイアウトのことです。キッチンの四方が壁に接していないため、左右どちらからもアクセスできる“回遊性”の高さが最大の特徴です。リビングやダイニングに対面して設置されることが多く、開放感あふれるLDK空間を演出できます。

ペニンシュラキッチンとの違い

ペニンシュラキッチンもアイランドキッチンと同じく対面式レイアウトですが、大きな違いはキッチンの左右どちらか一方が壁に接している点。「ペニンシュラ」とは「半島」を意味し、壁から半島のように突き出た形をしています。アイランドキッチンほど広い設置スペースは必要としないため、比較的コンパクトなLDKでも導入しやすいのがメリットです。

特徴アイランドキッチンペニンシュラキッチン
形状壁から完全に独立した「島」型左右どちらかが壁に接した「半島」型
動線左右両方からアクセス可能(回遊性高)片側からのみアクセス可能
設置スペース広いスペースが必要比較的省スペースで設置可能
開放感非常に高い高い

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アイランドキッチンへリノベーションする費用相場

アイランドキッチンへのリノベーション費用は、キッチン本体のグレードや工事の規模によって大きく変わります。キッチン本体価格に加え、移設や内装工事といった工事費用も必要になるため、他のレイアウトからの変更はどうしても費用が高くなりがちです。

【関連記事】リフォームとリノベーションの違い|リノベ&マイホーム選びのコツを大公開

キッチン本体の価格

アイランドキッチン本体の価格は、メーカーやグレードによってかなり幅がありますが、おおよそ100万円〜200万円が相場です。デザイン性・機能性の高いハイグレードモデルになると、200万円を超えるケースもあります。

設置にかかる工事費用

既存のキッチンを撤去し、アイランドキッチンを新たに設置するための工事費用もかかります。特に、壁付けキッチンからレイアウトを大きく変更する場合は、給排水管・ガス管・電気配線・換気ダクトの移設が必要になり、費用が膨らむ主な要因となります。これらの工事費用は、建物の構造や移動距離などによって変わりますが、一般的には30万円〜40万円程度が目安。ただし、レイアウトを大きく変更する場合は100万円〜250万円になることもあります。

オプションにかかる費用

より快適に使えるキッチンにするために、さまざまなオプションを追加することも可能です。これらはキッチン本体の価格に含まれていないことが多いので、予算を計画する際には注意が必要です。例えば:

  • ビルトイン食器洗い乾燥機:8万円〜10万円
  • IHクッキングヒーターへの変更:15万円〜20万円
  • タッチレス水栓・ハンズフリー水栓:5万円〜10万円
  • 背面収納棚の設置:20万円〜50万円

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アイランドキッチンへリノベーションするメリット

費用は比較的高めではありますが、アイランドキッチンにはそれを上回る魅力があります。ここでは、リノベーションによって得られる主なメリットをご紹介します。

開放感のあるLDK空間が生まれる

アイランドキッチンの最大のメリットは、視界を遮る壁や吊戸棚がないことで生まれる圧倒的な開放感です。キッチンがリビング・ダイニングと一体化することで、LDK全体が広く感じられ、明るくのびのびした雰囲気に仕上がります。

家族とコミュニケーションが取りやすい

リビングやダイニングにいる家族の様子を見ながら、会話をしながら料理を進められるのも大きな魅力です。小さなお子さまから目を離さず家事ができたり、宿題をする子どもを見守ったりと、家族とのつながりを感じながら作業ができます。キッチンでの作業が孤独になりがちな方も、楽しいコミュニケーションの時間へと変わります😊

複数人でも料理や作業がしやすい

キッチンの両側からアクセスできるため、動線がぶつかりにくく、複数人での料理や作業がとてもスムーズです。家族みんなで料理をしたり、ホームパーティーで友人と準備を一緒にしたりする際にも、ストレスなく動けるのが嬉しいポイント。配膳や後片付けの効率もアップします。

デザイン性が高くおしゃれな空間になる

デザイン性に優れた製品が多く、設置するだけでLDKの主役になれる存在。アイランドキッチンは“見せるキッチン”としてインテリアの一部になり、自分好みのデザインを選べば、友人にも自慢できるようなスタイリッシュでおしゃれな空間が完成します✨

アイランドキッチンへリノベーションするデメリットと対策

多くのメリットがありますが、アイランドキッチンならではの注意点もあります。対策とともにしっかり理解して、ご自身のライフスタイルに合っているかどうかを慎重に検討しましょう。

広い設置スペースが必要になる

アイランドキッチンは本体の周囲に通路スペースを確保する必要があるため、設置には広めの面積が求められます。一般的には、人が一人通るのに約80 cm、二人ですれ違うには約120 cmの通路幅が理想とされています。十分なスペースがないと、逆に動きにくく、LDK全体が窮屈な印象になってしまうことも。
対策としては、リノベーション設計の段階でLDK全体のバランスを意識し、適切なサイズのキッチンを選ぶことが重要です。スペースが限られている場合は、片側を壁につけたペニンシュラキッチンを検討するのも良い選択です。

油はねや臭いが広がりやすい

壁がない分、調理中の油はねや料理の煙・臭いがリビング側に広がりやすいというデメリットもあります。換気扇(レンジフード)の性能がポイントになります。
対策方法としては、例えば:

  • 換気性能の高いレンジフードを採用(吸引力の強いモデルや煙を逃しにくい形状のもの)
  • 油はねガード(オイルガード)を設置(透明なガラスパネルなどをコンロ前に設け、視界を遮らずに油の飛散を防止)
  • IHクッキングヒーターを採用(ガスコンロに比べ上昇気流が弱いため油が遠くまで飛びにくい)

キッチンが散らかっていると目立つ

開放的ということは、裏を返せばキッチンがリビングやダイニングから常に見えるということ。調理器具・食器が出しっぱなしだったり、シンクが汚れていたりすると、LDK全体が雑然とした印象に見えてしまいます。
対策としては、こまめな掃除や整理整頓を心がけることが基本ですが、設計段階での工夫も有効です。例えば、手元を隠せるようにカウンターに少し高めの「立ち上がり(腰壁)」を設けることで、生活感を抑えつつ開放感は保てます。

収納スペースが不足しがち

アイランドキッチンは壁に接していないため、壁付けキッチンで一般的だった吊戸棚を設けづらいという課題があります。そのため、収納スペースが不足しがちです。
対策としては、キッチン背面に天井まであるようなカップボードやパントリー(食品庫)といった大容量の壁面収納を計画することが非常に重要です。調理家電・食器・ストック食材などをまとめて収納できる場所を確保することで、キッチン本体まわりをすっきり保てます。

後悔しない!リノベーション前のチェックポイント

憧れのアイランドキッチンを実現した後、「あれ、こんなはずじゃなかった…」とならないために、リノベーションを計画する段階でぜひ確認しておきたい重要なポイントを5つご紹介します。

自宅に十分なスペースを確保できるか

前述のように、アイランドキッチンには通路幅も含めて広めのスペースが必要です。現在のLDKの間取り図をもとに、キッチン本体サイズ+通路幅を図面に書き込んでみましょう。それに加えて、ダイニングテーブルやソファなどの家具を配置しても、生活動線が窮屈にならないかをチェックすることが大切です。

油はねや臭いへの対策をどうするか

毎日の掃除や、室内に調理臭がこもることをどこまで許容できるかを考え、必要な対策を検討します。高性能なレンジフードの導入や、掃除しやすい床材の選定など、予算と照らし合わせて具体的に計画してみましょう。

十分な収納スペースを計画できているか

現在お持ちの調理器具・食器・調理家電などの量を把握し、それらがすべて収まる収納計画かどうか確認しましょう。特に、ゴミ箱の置き場所は見落としがちなポイントです。デザイン性も大切にしながら、キッチン背面などに十分な収納を確保しておくと安心です。

コンセントの位置と数は適切か

アイランドキッチンは壁から離れて設置されるため、壁のコンセントだけでは使いづらい場合があります。ミキサーやコーヒーメーカーなど、調理家電をどの場所でどれだけ同時に使うかをシミュレーションして、カウンター手元や側面にコンセントを増設できるかを計画しましょう。

マンションの場合は管理規約を確認する

マンションでリノベーションを行う場合、戸建てよりも制約が多くなりがちです。特にキッチンの位置を大きく変更する際には、床下の配管構造や排気ダクトの位置などに注意が必要です。管理規約で水まわりの移動範囲が制限されているケースもあるため、計画を始める前に必ず管理組合や管理会社に確認しておくことをおすすめします。

おしゃれなアイランドキッチンのリノベーション事例

ここでは、実際にアイランドキッチンへリノベーションされた素敵な事例をいくつかご紹介します。ご自身の理想のイメージをふくらませる参考にしてみてくださいね。

ステンレス素材で実現する開放的な空間

リビングの真ん中にステンレスキッチンを配置したリノベーション事例では、壁や仕切りがないことでキッチンとダイニング・リビングが一体化し、広々とした印象を実現しています。対面式になっているため、家族や友人との会話も自然と楽しめて、和やかな雰囲気に。無機質になりがちなステンレス素材には、木製家具や観葉植物を組み合わせることで温かみが生まれ、シンプルでナチュラルな北欧スタイルの空間に仕上がっているところもポイントです。

【関連記事】【名古屋でリノベ】ステンレス×アイランドキッチン

回遊動線で暮らしやすさを追求した広々マンション

広めのマンションにおけるリノベーション事例では、「あらゆる箇所を回遊できる動線設計」が採用されています。わざわざ遠回りしなくても行きたい場所へすっと行けるような工夫がされており、お母さんにも優しい家づくりです。アイランドキッチンを中心に、家族が賑やかに集まる住まいになっていて、マンションでは珍しく広い2階があり、余すことなくスペースを活用した贅沢な一室も魅力的。広いバルコニーではバーベキューを楽しめ、キッチンからの動線も良いため片付けもラクにできる設計になっています。

【関連記事】【中古リノベーション間取実例】回遊する家/名古屋でリノベならリビコン

まとめ

アイランドキッチンは、開放感とデザイン性の高さで、LDKを家族が集う心地よい空間に大変身させる可能性を持っています✨ですが、その魅力を最大限に引き出すためには、広い設置スペースの確保や、収納・清掃性などのデメリットへの対策をしっかりと計画することが欠かせません。

この記事でご紹介した費用相場・メリット・デメリット・チェックポイントを参考に、ご自身のライフスタイルにぴったり合った、理想のアイランドキッチンリノベーションをぜひ実現してくださいね🏡

以上、林でした🎵

当記事の中の人

設計・デザイン担当

林 真凜

2級建築士/リノベーションコーディネーター

自己紹介 ——
設計としてお客様の理想をカタチにします。

とびきりのワクワクを、一緒に探しに行きましょう!✨

好きな食べ物 ——
・ひじき
・味仙今池店

趣味 ——
・野球観戦(中日ドラゴンズ🐲)
・愛車でドライブ🚗

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