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#広報担当櫻井#リノベノウハウ

2025/10/10

空き家リノベーションの費用は?補助金活用と成功のポイントを徹底解説!

空き家リノベーションの費用は?補助金活用と成功のポイントを徹底解説!

ご実家を相続された方や、将来的に受け継ぐ予定のある方の中には、「空き家」の活用方法に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

実は、放置された空き家は、税金の増加や建物の倒壊など、多くのリスクを抱える社会問題となっています。

しかし、その空き家を「リノベーション」によって、価値ある資産へ生まれ変わらせる選択肢があることをご存知ですか?

この記事では、空き家リノベーションの魅力や具体的な費用、成功の秘訣までを詳しく解説します。

contents

🏠なぜ今、空き家リノベーションが注目されているのか

近年、テレビや新聞で「空き家問題」という言葉を耳にする機会が増えました。

親から相続した実家など、様々な理由で活用されていない家が社会的な課題となっています。

しかし、この「空き家」をリノベーションによって新たな価値を持つ資産として再生させる動きが、今注目を集めています。

増え続ける日本の空き家問題

総務省の調査によると、日本の空き家は年々増加傾向にあり、2023年には約900万戸にものぼります。

これは、日本の住宅総数のおよそ7戸に1戸が空き家であることを示しています。

少子高齢化や都市部への人口集中などを背景に、今後も空き家は増え続けると予測されており、所有者にとっても社会にとっても、その活用は喫緊の課題となっています。


空き家を放置する3つのリスク

空き家をそのまま放置してしまうことには、いくつかのリスクが伴います。

  • 経済的リスク:誰も住んでいなくても、毎年固定資産税や都市計画税が課税されます。さらに、管理が不十分で倒壊などの危険性が高いと判断された「特定空家」に指定されると、税金の優遇措置が受けられなくなり、税額が膨れ上がる可能性があります。

  • 物理的リスク:切な管理がされない建物は急速に老朽化が進みます。台風や地震による倒壊、屋根や外壁の部材が飛散して近隣に被害を及ぼす危険性があります。万が一、他人に損害を与えた場合、所有者が賠償責任を問われることになります。

  • 防犯・環境リスク:人の出入りがない空き家は、不法侵入や放火、不法投棄などの犯罪の温床になりやすいです。また、庭の草木が伸び放題になることで景観を損ない、害虫が発生するなど、周辺の生活環境を悪化させる原因にもなります。

これらのリスクを回避し、負の資産になりかねない空き家を価値ある資産に変える有効な手段が「リノベーション」なのです。


✨空き家リノベーションのメリット

空き家をリノベーションすることには、多くのメリットがあります。

費用面からデザインの自由度、資産価値の向上まで、その魅力を具体的に見ていきましょう。

新築より費用を抑えて住まいを再生できる

最大のメリットは、新築の注文住宅を建てる場合や、新築物件を購入する場合と比較して、総費用を安く抑えられる点です。

特に、親から相続した実家をリノベーションする場合は、土地の購入費用がかからないため、その分を建物の改修に充てることができます。

基礎や柱など、既存の構造躯体を活かすことで、解体費用や建築コストも削減可能です。

物件の資産価値を向上させる

放置すれば老朽化が進み、価値が下がってしまう空き家も、リノベーションによって資産価値を大きく向上させることができます。

内装や設備を現代のライフスタイルに合わせて一新し、耐震補強や断熱改修を行うことで、建物の性能が向上します。

これにより、将来的に売却する際や賃貸に出す際にも、より有利な条件での取引が期待できるようになります。

自分好みの自由な設計を実現できる

新築の建売住宅やマンションでは実現が難しい、大胆な間取りの変更やこだわりのデザインを取り入れられるのもリノベーションの魅力です。

例えば、壁を取り払って広々としたリビングダイニングを作ったり、趣味を楽しむための部屋を設けたりと、自分のライフスタイルに合わせた唯一無二の空間を創造できます。

古民家ならではの梁や柱を活かしたデザインなど、既存の家の歴史や個性を尊重しながら新しい価値を加えることも可能です。

 固定資産税の増加リスクを軽減する

前述の通り、管理不全な空き家は「特定空家」に指定され、固定資産税が大幅に増額されるリスクがあります。

リノベーションを行い、人が住める状態に維持管理することで、このリスクを回避できます。

適切に管理された住宅として認められることで、税金の優遇措置を受け続けることが可能になります。

これは、長期的な視点で見ても大きな経済的メリットと言えるでしょう。


🔧空き家リノベーションのデメリットと対策

多くのメリットがある一方で、空き家リノベーションには知っておくべきデメリットや注意点も存在します。

事前に対策を理解しておくことで、トラブルを未然に防ぎましょう。

想定外の修繕費用が発生する可能性

空き家は長期間にわたって人の手が入っていないため、見た目以上に劣化が進んでいることがあります。

工事を始めてから、柱の腐食やシロアリ被害、雨漏りといった構造上の問題が見つかり、追加の修繕費用が発生するケースは少なくありません。

対策として、契約前に専門家による「ホームインスペクション(住宅診断)」を実施することをおすすめします。

建物の状態を詳しく調査し、目に見えない欠陥や劣化状況を把握することで、必要な工事と費用をあらかじめ見積もりに盛り込むことができ、予期せぬ出費のリスクを減らせます。


耐震性や断熱性に課題がある場合も

対策として、リノベーションの際に、耐震補強工事や断熱改修工事を計画に含めることが重要です。

壁に断熱材を追加したり、窓を複層ガラスのサッシに交換したりすることで、住宅の性能は格段に向上し、快適で安全な暮らしが実現できます。

これらの工事には補助金が適用される場合も多いので、積極的に活用しましょう。


ローンや補助金の申請に手間がかかる

リノベーション費用をローンで賄う場合や、国や自治体の補助金制度を利用する際には、様々な書類の準備や申請手続きが必要となり、時間と手間がかかります。

制度ごとに要件や申請期間が異なるため、自分で全てを調べて対応するのは大変な作業です。

空き家のリノベーション実績が豊富な会社に相談することが解決策となります。

こうした会社は、利用可能なローン商品や補助金制度に精通しており、申請のサポートを行ってくれる場合が多いです。

専門家のアドバイスを受けながら進めることで、手続きの負担を大幅に軽減できます。

📊【工事内容別】空き家リノベーションの費用相場

リノベーションにかかる費用は、工事の範囲や建物の状態、使用する建材のグレードによって大きく変動します。

ここでは、工事の規模別に費用の目安をご紹介します。


全面リノベーション(フルリノベーション)の費用

建物の骨組み(構造躯体)だけを残して、内装、外装、設備を全面的に刷新する工事を指します。

間取りの変更も自由に行えるため、新築同様の住まいに生まれ変わらせることが可能です。

一般的な木造戸建て(延床面積100㎡程度)の場合、800万円~2,000万円以上が費用の目安となります。

ただし、耐震補強や断熱改修、地盤改良などが必要な場合は、さらに費用が加算されます。

 部分リノベーションの費用

キッチンや浴室などの水回り、リビングの内装など、特定の部分だけを改修する工事です。

予算に合わせて、優先順位の高い場所から手を入れることができます。

工事箇所費用相場主な工事内容
キッチン50万円~200万円システムキッチンの交換、壁紙・床材の張り替え
浴室50万円~150万円ユニットバスの交換、在来浴室からの変更
トイレ15万円~60万円便器の交換、内装の張り替え
外壁・屋根100万円~300万円塗装、葺き替え、カバー工法

 費用に影響を与える要因

リノベーション費用は、以下の要因によっても大きく変わってきます。

要素詳細
建物の劣化状況構造部の補修やシロアリ駆除などが必要な場合、費用は高くなります。
設備のグレードキッチンやユニットバスなどのグレードを上げると、その分費用も上がります。
間取り変更の規模壁の撤去や新設、階段の移設など、大規模な間取り変更は費用が高くなる傾向があります。
アスベストの有無築年数の古い建物では、アスベストが使用されている可能性があり、その除去費用が別途必要になる場合があります。

💴空き家リノベーションで活用できる補助金・減税制度

空き家の活用を促進するため、国や多くの自治体が補助金や助成金、税金の優遇制度を設けています。

これらを賢く活用することで、費用負担を大幅に軽減することが可能です。

国が実施する補助金制度

国土交通省などが中心となり、全国を対象とした補助金制度を実施しています。

制度名概要
長期優良住宅化リフォーム推進事業住宅の性能向上(耐震性、省エネ性など)や子育て世帯向けの改修など、質の高いリフォームに対して補助金が交付されます。
住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業高齢者や子育て世帯など、住宅の確保に配慮が必要な人々向けの賃貸住宅として空き家を改修する場合に、費用の一部が補助されます。

※制度には募集期間や要件があります。最新の情報は国土交通省の公式ウェブサイト等でご確認ください。


自治体が実施する補助金制度

お住まいの市区町村でも、独自の補助金制度を設けている場合があります。

「(自治体名) 空き家 リフォーム 補助金」などのキーワードで検索してみましょう。

制度名概要
①空き家改修補助リフォーム費用の一部を補助します。
②移住者向け補助UターンやIターンでその地域に移住する人が空き家を改修する場合に補助します。
耐震改修補助現行の耐震基準を満たすための工事費用を補助します。


リフォームに関する減税制度

一定の要件を満たすリフォーム工事を行った場合、所得税や固定資産税が減額される制度があります。

制度名概要
①所得税の控除耐震、バリアフリー、省エネなどのリフォームを行った場合に、工事費用の一部が所得税から控除されます。 住宅ローンを利用してリフォームした場合の「住宅ローン減税」も適用されることがあります。
固定資産税の減額耐震改修や省エエネ改修などを行うと、翌年度の家屋の固定資産税が減額される措置があります。


✅失敗しないためのリノベーション会社の選び方

リノベーションの成功は、信頼できるパートナーである会社選びにかかっていると言っても過言ではありません。

後悔しないために、以下の3つのポイントを押さえましょう。

空き家リノベーションの実績が豊富か確認する

空き家リノベーションは、新築や通常の住宅リフォームとは異なる知識や経験が求められます。

特に、古い建物の構造や法規に詳しい会社を選ぶことが重要です。

会社のウェブサイトで、自分たちが所有する空き家と似たような条件の物件の施工事例があるかを確認しましょう。

実績が豊富であれば、予期せぬトラブルにも的確に対応してくれる可能性が高いです。

複数の会社から見積もりを取る

必ず2〜3社以上の会社から相見積もりを取り、費用と提案内容を比較検討しましょう。

見積もりを比較する際は、総額だけでなく、工事内容の詳細や使用する建材のグレードまで細かくチェックすることが大切です。

「一式」といった曖昧な記載が多い見積もりは避け、詳細な内訳が明記されているかを確認してください。

極端に安い見積もりは、後から追加費用を請求されたり、手抜き工事につながったりするリスクがあるため注意が必要です。

担当者との相性を見極める

リノベーションは、設計から完成まで数ヶ月にわたる長い付き合いになります。

こちらの要望を親身に聞いてくれるか、専門的な内容を分かりやすく説明してくれるかなど、担当者とのコミュニケーションがスムーズに取れるかどうかは非常に重要です。

相談や打ち合わせを通して、信頼関係を築ける相手かどうかをしっかりと見極めましょう。

まとめ

空き家のリノベーションは、放置すれば負の資産になりかねない物件を、価値ある資産へと生まれ変わらせる大きな可能性を秘めています。

費用やデメリットなどの課題もありますが、補助金制度の活用や信頼できる会社選びによって、それらの課題は乗り越えることが可能です。

この記事を参考に、あなたの空き家に最適な活用方法を見つけ、未来への第一歩を踏み出してください!

当記事の中の人

事務・広報担当

櫻井 伶奈 

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