#リノベチーフマネージャー加藤#不動産コラム
2025/10/05
マンション購入の流れを8ステップで解説!初心者でも失敗しないためのポイントとは?
マンションの購入は、多くの人にとって一生に一度の大きな買い物です。しかし、いざ購入を考え始めると「何から手をつければいいの?」「どんな流れで進むの?」と、わからないことだらけで不安になりますよね。
この記事では、そんなお悩みを解決するために、マンション購入の基本的な流れを8つのステップに分けて、初心者の方にもわかりやすく解説します。それぞれのステップでのポイントや注意点も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
contents
マンション購入の全体像!基本の8ステップ
マンション購入は、情報収集から引渡しまで数ヶ月から1年以上かかるプロセスです。まずは全体像を把握するために、基本的な8つのステップを確認しましょう。
ステップ1:資金計画を立てる
何よりも先に始めるべきなのが、資金計画です。自分たちがどのくらいの価格のマンションを購入できるのか、予算を明確にすることからスタートします。
現在の年収や貯蓄額、毎月の支出を洗い出し、無理なく返済できる住宅ローンの借入額をシミュレーションすることが重要です。
また、物件価格以外にも諸費用がかかることを念頭に置いておきましょう。
【関連記事】マンション購入における初期費用~資金計画におけるポイント!
ステップ2:住宅ローンの事前審査を受ける
物件を探す前に、住宅ローンの事前審査(仮審査)を金融機関に申し込みます。
これは、自分が希望する金額のローンを組めるかどうかを、本格的な審査の前に確認するための手続きです。売買契約を結んだ後にローンが組めないという事態を避けるためにも、事前審査は必ず受けておきましょう。事前審査結果は数日から1週間程度でわかります。
【関連記事】🏠住宅購入前に知っておきたい!住宅ローン控除の基本とそのメリット
ステップ3:物件を探し始める
資金計画、住宅ローンの事前審査で予算の目安が立ったら、いよいよ物件探しを始めます。不動産情報サイトや不動産会社のウェブサイトを活用して、希望のエリアや間取り、価格帯で物件を検索します。
この段階では条件を絞りすぎず、少し広めの視野で情報収集するのがおすすめです。気になる物件が見つかったら、資料請求をして詳細な情報を集めましょう。
ステップ4:モデルルームや物件を見学する
資料を見て興味を持った物件があれば、実際に現地へ見学に行きます。新築マンションの場合はモデルルーム、中古マンションの場合は実際の物件を見学します。
図面や写真だけではわからない、日当たりや風通し、部屋の広さの感覚、周辺環境などを自分の目で確かめることが非常に大切です。見学の際は、質問したいことやチェックしたいポイントを事前にリストアップしておくとスムーズです。
ステップ5:購入を申し込む
見学の結果、「このマンションに住みたい!」という物件が見つかったら、購入の申し込みを行います。不動産会社が用意する「購入申込書」に必要事項を記入して提出します。
この際、「申込証拠金」として数万円から10万円程度を支払う場合がありますが、これは購入の意思を示すためのお金で、契約に至らなかった場合は返還されるのが一般的です。
ステップ6:重要事項説明と売買契約を結ぶ
住宅ローンの事前審査に通過したら、次は売買契約です。契約の前には、宅地建物取引士から物件に関する重要な情報が記載された「重要事項説明」を受けます。
登記のことや法律上の制限など、専門的な内容も含まれるため、わからない点は必ず質問し、納得した上で契約に臨みましょう。契約時には、物件価格の5%~10%程度の「手付金」を支払うのが一般的です。
ステップ7:住宅ローンの本審査と契約
売買契約を結んだら、金融機関に住宅ローンの本審査を申し込みます。事前審査の内容に加え、売買契約書などの書類を提出し、より詳細な審査が行われます。
本審査に無事通過すれば、金融機関と住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)を結びます。この契約によって、正式に融資が決定します。
ステップ8:内覧会と決済・引渡し
新築マンションの場合、建物の完成後に「内覧会」が行われ、契約した部屋の仕上がりを確認します。傷や汚れがないか、設備は正常に動くかなどを細かくチェックし、不具合があれば補修を依頼します。
すべての準備が整ったら、最後に残代金の決済と物件の引渡しです。自己資金と住宅ローンで物件価格の残代金や諸費用を支払い、鍵を受け取ります。これで、マンションは正式に自分のものとなり、新しい生活がスタートします。
参考:申込証拠金とは? 手付金との違いや、契約をキャンセルした場合の扱いを知っておこう | 住まいのお役立ち記事
参考:住宅ローンの事前審査・仮審査とは?日数や必要書類、本審査との違いを解説 | 住宅ローン | SBI新生銀行
【関連記事】マンション購入における初期費用~資金計画におけるポイント!
マンション購入にかかる費用とは?
マンション購入には、物件そのものの価格に加えて、税金や手数料といった「諸費用」が必要です。資金計画を立てる上で非常に重要なので、どのような費用がかかるのかを把握しておきましょう。
物件価格以外に必要な諸費用の目安
費用の種類 | 内容 | 目安 |
印紙税 | 売買契約書やローン契約書に貼る印紙代 | 契約金額による |
登録免許税 | 不動産の所有権を登記する際にかかる税金 | 固定資産税評価額 × 税率 ※税率は条件によって変動 |
不動産取得税 | 不動産を取得した際に一度だけかかる税金 | 固定資産税評価額 × 税率(3%) |
仲介手数料 | 不動産会社に支払う手数料 | 物件価格の3% + 消費税(売買価格が400万円の部分の例) |
ローン関連費用 | 事務手数料、保証料、団体信用生命保険料など | 金融機関による |
火災保険料・地震保険料 | 万が一の災害に備える保険料 | プランや建物の構造による |
固定資産税清算金 | その年の固定資産税を引渡し日を基準に日割り計算し、引渡し日以降の買主負担分を買主が売主に清算金として支払う | – |
修繕積立基金 | (新築の場合)大規模修繕に備えるため最初に支払う | 数十万円 |
頭金はどのくらい必要?
頭金とは、物件価格のうち、住宅ローンを組まずに自己資金で支払うお金のことです。かつては物件価格の2割程度が必要と言われていましたが、現在では頭金なしで購入できる「フルローン」も増えています。
しかし、頭金を多く入れることで、月々のローン返済額を減らしたり、ローンの審査で有利になったりするメリットがあります。自身の貯蓄状況やライフプランに合わせて、無理のない範囲で準備することが大切です。
参考:マンション購入に必要な諸費用にはどんなものがある? | はじめての住宅ローン
参考:No.7140 印紙税額の一覧表(その1)第1号文書から第4号文書まで|国税庁
参考:仲介手数料の相場はいくら?初期費用を抑えて引っ越す方法|へや学部|URくらしのカレッジ|UR賃貸住宅
参考:不動産売却後の固定資産税は誰が支払う?基礎知識や計算方法を解説|三井のリハウス
固定資産税・都市計画税 自動日割計算&精算書作成 | 司法書士かがやき法務サービス|相続全般、登記手続等お気軽にご相談ください|大阪・滋賀
新築と中古マンション!購入の流れの違い
マンション購入の基本的な流れは新築も中古も同じですが、いくつかの点で違いがあります。ここでは主な3つの違いについて解説します。
【関連記事】中古マンション購入とリフォームのポイント〜老後を見据えた選択肢〜
物件の見学方法の違い
新築マンションは、建物が完成する前に販売されることが多いため、基本的には「モデルルーム」を見学します。実際の部屋ではなく、代表的な間取りを再現したサンプルルームで、内装や設備の仕様を確認します。
一方、中古マンションは、購入を検討しているそのものの部屋を直接見学できます。そのため、日当たりや眺望、実際の広さなどをリアルに体感できるのが大きな違いです。
申し込みから契約までの違い
新築マンションでは、人気の物件や部屋に希望者が殺到した場合、抽選で購入者を決めることがあります。
これに対して、中古マンションは基本的に先着順で交渉が進みます。最初に購入の意思を示した人が優先的に交渉権を得るため、決断のスピードが重要になることがあります。
入居までの期間の違い
新築マンションの場合、契約時に建物がまだ建設中であることが多く、契約から引渡しまで1年以上かかるケースも珍しくありません。すでに建物が完成している「完成済み物件」であれば、比較的早く入居できます。
中古マンションは、売主の退去やリフォームのスケジュールによりますが、一般的には契約から1ヶ月~3ヶ月程度で入居できることが多いです。
【関連記事】【中古住宅+リノベーション】で理想の住まい、叶えませんか?
マンション購入で後悔しないための3つのポイント
最後に、マンション購入という大きな決断で後悔しないために、特に意識しておきたい3つのポイントをご紹介します。
無理のない資金計画を立てる
最も重要なのが、資金計画です。現在の収入だけでなく、将来の昇給や転職、子どもの教育費など、長期的な視点でライフプランを考え、無理のない返済計画を立てることが不可欠です。少し背伸びした物件は魅力的に見えるかもしれませんが、毎月の返済に追われる生活は避けたいものです。
現地や周辺環境を必ず確認する
物件の見学は、一度だけでなく、平日と休日、昼と夜など、異なる時間帯に複数回訪れることをおすすめします。
時間帯によって街の雰囲気や人通り、騒音などが大きく変わることがあります。最寄り駅からの道のりや、スーパー、学校、病院などの生活施設の場所も実際に歩いて確認し、そこで暮らすイメージを具体的に持つことが大切です。
契約内容は納得できるまで質問する
売買契約書や重要事項説明書には、専門用語や細かい規定が多く記載されています。少しでも疑問や不安に思うことがあれば、そのままにせず、不動産会社の担当者に納得できるまで質問しましょう。
大きな金額が動く契約だからこそ、内容を完全に理解した上で署名・捺印することが、後のトラブルを防ぐことにつながります。
まとめ
マンション購入の流れは、多くのステップがあり複雑に感じるかもしれませんが、一つひとつ着実に進めていけば、決して難しいものではありません。
まずは全体の流れを把握し、自分たちが今どの段階にいるのかを理解することが大切です。この記事を参考に、後悔のない理想のマンション購入を実現してください。
当記事の中の人

チーフマネージャー
加藤秀幸
自己紹介
中古+リフォームは「暮らしに合わせる住まい」の第一歩。
地元に根ざしたアドバイスで、あなたらしい住まいづくりを応援します!
好きな食べ物 ——
・ジンギスカン
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趣味 ——
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